暑い夏や寒い冬、どうしても頼ってしまうエアコン。でも「電気代が高くてつけっぱなしにできない…」という声も多いですよね。
実は、ちょっとした使い方の工夫だけでエアコンの電気代を大きく節約できます。
この記事では、家計にやさしい「今日からできる簡単な節約術」を7つ紹介します。設定温度や風向きなど、誰でもすぐに実践できる方法ばかりです。
エアコンの電気代が高くなる原因とは？
節約の前に、「なぜ電気代が上がるのか」を知っておくことが大切です。原因を理解することで、無駄を効率的に減らせます。
設定温度の上げ下げを頻繁にしている
電源をつけたり消したり、設定温度を頻繁に変えると、室温を再調整するために大きな電力を使います。
実は、こまめなオン・オフよりも“つけっぱなし”の方が安いこともあるのです。
フィルターの汚れ
エアコン内部のフィルターにホコリが溜まると、空気の流れが悪くなり、冷暖房の効率が一気に下がります。
結果、設定温度を下げても思うように冷えず、電力が無駄になります。
部屋の環境が悪い
直射日光が入る部屋や、隙間風が多い部屋は温度が安定しません。エアコンがフル稼働状態になり、電気代がかさんでしまいます。
今日からできる！エアコンの電気代を節約するコツ7選
では、すぐに実践できる節約方法を7つ紹介します。「設定」「掃除」「環境」の3方向から見直すのがポイントです。
冷房は28℃・暖房は20℃を目安に
環境省が推奨している設定温度は、夏は28℃・冬は20℃。1℃変えるだけで電気代が約10％前後節約できるといわれています。
体感温度を下げたいときは、扇風機やサーキュレーターを併用しましょう。
自動運転モードを活用する
「節電＝弱運転」と思われがちですが、実は自動運転の方が省エネです。室温に合わせて最適な風量を自動で調整してくれるため、無駄な電力消費を防げます。
フィルター掃除を2週間に1回行う
フィルターが汚れているだけで、電気代は約10〜20％増えるといわれています。2週間に1度、掃除機でホコリを吸い取るだけでも効率が大幅アップします。
季節の変わり目には、水洗いしてリセットするとさらに効果的です。
室外機まわりを整える
意外と見落としがちなのが室外機の環境です。周りに植木鉢や荷物があると排熱がうまくできず、効率が下がります。
風通しをよくし、直射日光が当たる場合は「すだれ」などで日除けをすると◎。
カーテン・ブラインドで日差しをカット
夏の昼間は、窓から入る熱が部屋を温めます。遮熱カーテンやブラインドで日差しを遮ることで、冷房の効きが良くなります。
逆に冬は日中にカーテンを開け、太陽光で自然に部屋を暖めましょう。
つけっぱなし運転を賢く使う
外出が1〜2時間程度なら、思い切ってつけっぱなしの方が省エネです。電源を切って再起動すると、設定温度まで戻す際に大量の電力を消費します。
長時間外出する場合だけ、スイッチを切りましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用する
部屋の空気を循環させると、冷暖房効率が上がります。冷房時は上向き、暖房時は下向きに風を送ると◎。
体感温度が1〜2℃下がり、設定温度を上げても快適に過ごせます。
エアコンの電気代を抑えるための環境づくり
節電のコツを実践しても、部屋の環境が悪いと効果が薄れます。ここでは、電気代をさらに抑えるための「環境づくりの工夫」を紹介します。
定期的な換気で空気をリフレッシュ
汚れた空気や湿気がこもると、エアコンが余計に頑張ってしまいます。1日10分程度、窓を開けて空気を入れ替えるだけで効率が改善します。
家具の配置を見直す
エアコンの風を遮る位置に家具を置くと、冷暖房が偏ります。風の通り道を確保し、部屋全体に空気が循環するよう意識しましょう。
定期点検で長く快適に
3〜5年に一度は、専門業者によるエアコンクリーニングや点検をしましょう。フィルターの奥のカビやホコリを除去することで、省エネ効果と清潔さを両立できます。
まとめ：小さな工夫が大きな節約につながる
エアコンの電気代は、日々の使い方で大きく変わります。設定温度・フィルター掃除・風の循環といった小さな工夫の積み重ねが、年間で数千円〜数万円の節約に。
今日から一つでも実践して、家計にも地球にもやさしい“すっきりした暮らし”を目指しましょう。
コメント